起業とは何か~起業や成功に対する考え方が分かる本の紹介~

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これまでにも、当ブログでは、
人生100年時代や、AI、IoTなどのテクノロジーの進歩によって、

1つの会社に、一生働き続けることは考えにくい時代だ、

ということはお伝えしてきました。

誰もが、将来に備え、準備をしておくべきであり、
その中の選択肢として、一般的な、「転職」「副業」といったものに加え、
「起業」ということも、考慮に入れるべきだ、ということもお伝えしてきました。

詳しくはこちらの記事を参照ください。

当ブログでは、「転職」については、カテゴリーに分けて、

\まことありの「転職」カテゴリーはこちら/

また、「副業」においても、これらの記事などで、ご紹介しています。

しかしながら、「起業」については、私自身が経験もないこともあり、
これまで、あまり詳しく取り扱ってきませんでした。

人にすすめておきながら、自身がそれではあまりにも無責任だ、と思い、
現在、関連本を読むなど、勉強をしております。

今回は、その中の1つ、下記の本をご紹介したいと思います。

本の内容は、

中古車販売業を営んで、苦悩している若者が、
ひょんなことで、メンター(仕事上または人生の指導者、助言者)に出会ったことから、大きく成長していく、

という、まあ、よくある物語なのですが、

話の中に出てくる、メンターの言葉には、
これから「起業」をはじめたい、と考えている人に参考となるであろう、ヒントや助言であふれており、
これが物語の全編に渡って散りばめられています。

物語自体も面白いのですが、
このメンターの言葉は、

私のように、「起業」というものを、ただ漠然ととらえているだけで、
実はよくわかっていないような人にとっても、
「起業」とは何か、について知る、いいきっかけとなるものだ、と感じました。

詳しいことは、本を読んでいただけたら、と思いますが、
今回は、その中でも、特に私が印象に残ったものを、ピックアップしてみました。

是非、ご覧ください。

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起業とは何か~起業や成功に対する考え方が分かる本の紹介~

物語は、主人公である若者が、メンターと知り合い、
成功するための法則、を教えてもらうために、
まず、下記の、2つのミッションをうけることから始まります。

  1. 1週間で、10人の儲かっている経営者に会って、話を聞いてくること。
  2. 一晩、浮浪者らと一緒に、寝泊まりすること。

主人公は、
①では、

  • 儲かっている経営者の事業も、みんなこれといって、画期的なビジネスはしておらず、じつは、普通の仕事をして儲けている。
  • 諦めなければチャンスはやってくる。
  • お客を選ぶということ。
  • 常に学び続けること。

を学びます。

②で、主人公は、

寝泊まりした浮浪者の中には、元中小企業の社長だった人もいて、話を聞くことができます。

バブルの時は、新宿で一晩で20万円を使ったりなど、儲かっていた時期もあったが、世の中が不景気となると、業績も悪くなり、会社の倒産は仕方がなかった、自分には責任はない、また、家族とも、離れ離れになった、

などといった話を聞きます。

これらの話を聞いて、主人公は、経営者と、路上生活者との違いは、紙一重だ、と感じました。

そこで、成功する人は何が違うのか、と、メンターに聞くのです。

すると、メンターは、この報告を聞いて、以下のことを説きます。

成功者と、路上生活者とで、何が大きく違いをもたらしたのか、というと、
それは、

「セルフイメージ」だよ、と答えます。

自分が本当は「成功者」だと思う人はそうなるし、「路上生活者」だと思う人はそうなる。

「考え」があって、次に「言葉」になって、「行動」になる。
それが、現実の結果になっている。これが、この世界の法則だ、と。

さらに、メンターは、自分が思い描いた結果、つまり、夢を実現させるための、3つのポイントをあげます。

夢を実現させる3つのポイント

  1. 目標が明確であること
    漠然と思っているだけではダメで、状況や状態をはっきりさせること。
  2. 目標は達成可能か、ということ
    成功するコツは、一番近くにある、小さなハードルを目標にしていくこと。
  3. 思いついたことを、すぐに実行すること
    色々考えていると、波に乗れず、タイミングを逃してしまう。
    それどころか、怖がって何もしない、ということが多い。
    それでは、成功は遠のいてしまう。

結局のところ、

人生は、自分が思ったようにしかならない

ので、

明確な目標を持ち、実現可能な計画を立て、ちゃんとそれを実行すること

そのことが、成功するためには、重要である、と説きます。

また、この目標となる、人生の成功、についても言及しています。

人生の成功とは、

  • 経済
    ビジネスや投資などお金に関すること。
  • 健康
    肉体的な健康。
  • 愛情
    家族や友人との人間関係。
  • 精神
    人格とか感情など。
    他人のせいにしたり、出しぬいてやろう、という、いやしい人は、ビジネスでは成功しない。

それぞれが相関関係にあり、これらのどれが欠けてもダメで、バランスを保つことが大事、と説いていました。

先の浮浪者の、元中小企業の社長は、バブルの時は、家にもほとんど帰らず、遊んでいた、ということでしたが、

ビジネスに、人格や、健康、愛情が関係していることに、気付かない人がほとんどで、すべてが人生のひとつのパーツである、ということを忘れていると、バランスが崩れてしまう、

倒産とか、離婚とか、病気とか、痛い体験をしてやっと気づくんだ、というところは、印象的でした。

物語は、上記にご紹介したような、「起業」における導入部分といった、心構え的なもの、だけでなく、話が進むにあたって、主人公に、より具体的な話もしていきます。

「不労所得」という考え方

  • 既成概念の価値観に縛られない。
  • できるだけ「消費」をしないで、先に「投資」をする。
  • 何に投資をすればいいかは、高収入を得るようになれば、人脈も広がって、自然と、そういった情報も入ってくるようになる。

成功者のマネをする

  • 「商売の仕組み」を考え、それをできるだけ大きくすることを考える。
  • 大きくする時に人の力を借りる。
  • 自分で確立するのが難しければ、成功者のマネをする。

他人の成功を助けることが成功の鍵

  • 人の成功を手伝うこと。
  • 成功者は、他の成功者の力を借りる。
    そしてはじめから成功する条件でビジネスをはじめる。

ビジネスプランの立て方

  • 奇抜なアイデアでなくていい。
  • 普通に儲かるビジネスを考えること。
  • 市場がないところに市場を作ろうとするのは大きなチャレンジになる。
    堅実にビジネスで成功するという立場からみれば、それは遠回り。
  1. 世の中に同じ商売がいくつかあること。つまり市場があること。
  2. 2社以上の大手が熾烈な競争を繰り広げていないこと。
    大手の競争が激しいと、すでに多数の改良・革新の努力が重ねられていて簡単にまねができず入り込む隙がない。
    逆に、1社が占領しているような場合は、独占状態に安堵していることが多いのでチャンス。
  3. そういう業界を見つけたら、そこそこ儲けているやり方を真似ること。
    そして、工夫と改善を加えて、それより少しでもよいシステムを作りあげること。
    そうすれば、比較的簡単に抜きんでることができる。

売れる仕組みを作る

  • ビジネスの成功と、自身が、その商品やサービスに興味があるかどうかは、あまり関係がない。
  • 経営という仕事は、扱うものが変わっても、本質的な部分は変わらない。
    能力を身に付ければ、どんな商品・サービスを扱う会社でも経営できる。
  • 自分ひとりで、よい商品やサービスを作って、売ろう、と思ってはいけない。
  • よい商品やサービスを作り出す仕組みと、売れる仕組み、を作ること。
    仕組みをつくることが経営者の仕事で、それぞれ得意な人を雇う。
    でも、最初は余裕がないので、全て自分でやることになる。

不況でも儲かるビジネス

  • 好景気と不景気で、儲かるビジネスの法則がある。
  • 時代の流れに逆らったものをやってはいけない。
  • ビジネスは、痛みを取り除くビジネス、と、快楽を与えるビジネス、がある。

痛みを取り除くビジネス

  • 節約・・・中古車、リサイクル、住宅リフォームなど。
  • 医療・・・貧乏でもガンの告知を受けて放っておく人はいない。
  • 教育・・・英会話、資格。
  • 宗教・・・心の救済を求める、最後は宗教に頼りたくなってしまう。

    景気に関係なく人はお金を払う。
    不況でも儲かる。

快楽を与えるビジネス

  • レストランや遊園地などの遊びのビジネス。
  • 新築の家や新車など。

  • 不況だと儲からない。

人は、快楽よりも、痛みから逃れるほうを優先するから、快楽を与えるビジネスは、不況だと儲からなくなってしまう。

すべての責任を負うのが経営者

  • 経営者が、契約の条件も確かめないで、決断をしてはいけない。
  • 特に、直接、お金に関する報酬や権利、問題が発生したときの責任は誰が取るのか、ということはきちんと決めておくべき。

不要な価値観は捨て去る

  • 常に、直感を鋭く保つこと。
    そうすれば、誰かとの会話や、手に取った本や、他人の行動に成功のヒントを見つけられるようになる。
    磁石のようにさまざまなチャンスを引き寄せて、周囲が驚くようなスピードで、意図した目標を実現させていくだろう。

上記は、物語の会話の中で、出ていたものを、その都度、私が要約してまとめたものですが、これらは、ほんの一部です。
他にも、なるほど、といったものが、数多くあります。

さすがに全部を書くのは怒られると思いますので、ここまでにとどめますが、
私は、物語に関係なく、後で、すぐに見直せるよう、
自分がポイントに感じた部分を、別で、全てまとめました。

話のなかで、主人公は、実践的に、メンターにビジネスを成功させるためのノウハウを学んで、成功を収めていきますが、
これを読む、私のような、「起業」についてよくわからない人にも、
「起業」とは何か、いうものに、はっきりとしたイメージをもたせてくれます。

加えて、ビジネス本とはいっても、決して、堅苦しいものではありませんし、
物語としても面白いので、飽きずに最後まで一気に読めて、どなたにも理解し易いはずです。

私は、「起業」について知るための本は、いくつか読んでいますが、
これは、導入本としては、最適に思えたので、今回、ご紹介しました。

もし、興味を持たれましたら、お手にとってみて頂けたら、幸いです。

最後までお読み下さり、有難うございました。

まこと

ロバート・ウォルターズ

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