転職で、内定をもらうために、必須であり、最も重要視されるものは、面接、です。
また、求職者が、もっとも不安に感じるのも、面接、だと思います。
以前、こちらの記事で、転職で、面接に臨む際の基本的なマナー について、ご紹介しましたが、
今回は、実際の、面接時の会話の流れとポイント、について、ご紹介していきます。
これをご覧いただき、あらかじめ、自身をシュミレートすることで、
少しでも、本番で、不安を和らげることができれば幸いです。
ご覧下さい。
転職での面接の流れとポイントとは【5つの質問に対する答え方】
面接で求められていることとは
転職の面接を、試験、ととらえている人が多いと思います。
確かに、合否を大きく左右するものであることは間違いはないので、無理もありません。
ですが、実は、転職の面接は、コミュニケーションの場、なのです。
面接官と求職者がはじめて会い、少ない時間で、お互いを知るための場なのです。
にもかかわらず、例えば、職務経歴を聞かれただけなのに、退職理由や仕事のエピソードなど、一方的に、聞いてもいないことを話し出す人は多いです。
もちろん、緊張もしてるでしょうし、はやく覚えてきたことを披露して、安心したい、という気持ちもよく分かります。
ですが、これでは、コミュニケーションがきちんととれた、とは言えず、面接ではいい評価は得られません。
また、決して、芸人のように、話を膨らまして面白くしたり、ということも、求められていないのです。
面接では、相手の質問の意味をきちんと理解し、それに対して、的確に答えられることを求められています。
とはいっても、なかなか、本番では緊張して、相手の知りたいことを理解して的確に答えることは難しいでしょう。
ですので、面接では、あらかじめ質問内容を想定しておき、
それに対して、きちんと簡潔に答えられるように、事前に準備をしておかなければならないのです。
面接のよくある質問の流れとポイントとは
面接では、以下のような流れで、質問をされることが多いです。
順にご紹介していきます。
①「経歴」について
恐らく、面接で、最初に聞かれることは、経歴についてです。
ご存じの通り、経歴については、事前に提出している、職務経歴書に記載されています。
では、なぜ、面接官は、知っているにもかかわらず、わざわざ聞くのでしょうか。
それは、記載されている職務経歴のなかで、どの点を一番掘り下げて聞いていったらいいのか、ということを知りたいのです。
ですので、ここでは、職務経歴書の記載の中で、あなたが一番アピールしたい点を強調するといいでしょう。

これまでの経歴を簡単に教えて下さい。

大学卒業後、〇〇社に営業として入社し、ルート営業を5年行い、2013年には、前年比20%アップの売り上げを達成し、社内表彰を受けました。
その後、営業事務に異動し、現在に至ります。
- 経歴と実績のアピールを、簡潔に話すこと。
- 面接官が、この後詳しく聞いてみたいと思うようにまとめること。
②「転職理由」について
次に聞かれることは、転職理由についてです。
転職理由については、以前、こちらの記事でご紹介したので、参考にして下さい。

なぜ転職しようと考えたのですか?

入社以来、ルート営業の仕事を続け、社内表彰を受けるなど、成果を出せるようになったのですが、将来、マネージャー職に就くために法人対応のスキルも身につけたいと思いました。
それで異動願いを出したのですが、この先数年はその可能性はない、と言われ、転職を決意しました。
- ネガティブな理由は簡潔にまとめ、「自分を見つめ直し、新しい将来を考えるきっかけになった」など、前向きな方向に転換させること。
- 前職で実現できない、応募企業で実現したいことを伝えること。
③「志望理由」について
その次に聞かれることは、志望理由です。
志望理由についても、以前、こちらの記事でご紹介したので、参考にして下さい。

なぜ、当社を志望したのですか?

御社のホームページを見て、企業理念に感銘を受けました。
もちろん、これまで培ってきたスキルを活かせるから、ということもありますが、それ以上に、ときには利益以上に顧客満足度を追求する、という経営方針に大きな魅力を感じました。
- 活かせるスキルや経験を伝えること。
- 下調べした先を伝えることで、熱意が伝わる。
④「最大の実績」について
即戦力が求められる、中途採用では聞かれることの多い、質問です。
同じく、以前、こちらの記事でご紹介したので、参考にして下さい。

これまで働いてきた中で、あなたの最大の実績を教えて下さい。

プロジェクトリーダーとして、製品開発の進捗を自分以外の人にも確認できるようにし、様々な意見をもらうことで、より効率のよい開発ができるよう勤めました。
その結果、1ヶ月の開発期間の短縮、機械トラブル0、2018年の業界全体での製品顧客満足度1位を獲得するできました。
- 実績のすごさよりも、その成功の要因の方に重きを置いて述べること。
- 環境が変わっても、実践できる成功の要因を述べること。
⑤「逆質問」について
面接の最後には、必ず聞かれる、逆質問です。
応募者からの逆質問は、質問内容から、応募者の仕事への熱意が確認されます。
そこで、入社意欲があるからこそ、もっと、この仕事の、この部分が知りたいんだ、という、熱意を伝えるようにしましょう。
実際に、自身が入社したことをイメージして、仕事内容や、職場について、知りたいことを質問すればいいでしょう。
ただし、逆質問で気をつけなければならないことは、
企業のホームページなどで、簡単に調べれば分かることを、質問してはいけません。
それでは、志望意欲の低さを疑われてしまいます。
このため、面接には、必ず、事前の企業研究をしっかりして望むようにしましょう。
また、聞きづらい、給与や残業、休暇についても、このタイミングで質問できますが、
あくまで、仕事を前向きに取り組むことを伝えた上で、謙虚さを意識しながら尋ねるようにしましょう。

何か質問はありますか?

御社のホームページで〇〇〇について拝見しました。
業界では、△△△という動きがありますが、御社の今後の展開を伺えるでしょうか。
- 詳細な企業研究が伺える質問は、関心の高さや意欲をアピールできる。

前職では、月に〇〇時間程度の残業を、積極的にしておりましたが、御社ではいかがでしょうか。おおよその残業時間を教えていただくことはできますか。
- 前職の実績や、残業をいとわない気持ちを伝えた上で、質問すること。

詳細にご説明いただきましたので、特にありません。
面接で、以前に増して入社意欲が高まりました。
宜しくお願い致します。
- 特にありません、はダメ。たとえ、質問がなくても、意欲は伝えること。
- また、調べればわかることは聞かないこと。
まとめ
転職での面接の流れとポイントとは【5つの質問に対する答え方】
- 「経歴」について
- 経歴と実績のアピールを、簡潔に話すこと。
- 面接官が、この後詳しく聞いてみたいと思うようにまとめること。
- 「転職理由」について
- ネガティブな理由は簡潔にまとめ、「自分を見つめ直し、新しい将来を考えるきっかけになった」など、前向きな方向に転換させること。
- 前職で実現できない、応募企業で実現したいことを伝えること。
- 「志望理由」について
- 活かせるスキルや経験を伝えること。
- 下調べした先を伝えることで、熱意が伝わる。
- 「最大の実績」について
- 実績のすごさよりも、その成功の要因の方に重きを置いて述べること。
- 環境が変わっても、実践できる成功の要因を述べること。
- 「逆質問」について
- 詳細な企業研究が伺える質問は、関心の高さや意欲をアピールできる。
- 前職の実績や、残業をいとわない気持ちを伝えた上で、質問すること。
- 特にありません、はダメ。質問がなくても、意欲は伝えること。
- 調べればわかることは聞かないこと。
でした。

是非、ちゃんとイメージをし、事前に準備をして、本番に臨んで下さいね。
成功を祈っています。
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