誰しも、ふとしたときに、働く意味とは何んだろう、と考えたことがあるでしょう。
働くことでお金を得ることができ、そのお金で物を買うことができるので、当然ながら、「生活」において、大きな意味があります。
また、働くことによって、「自身の成長や、社会への貢献ができる」、と考える人もいるでしょう。
しかしながら、そんな大きな意味のある、働くということについて、悩み苦しんでいる人は沢山います。
そんな人に、読んで、少しでも気持ちが楽になってもらえたら、と思い、考えてみました。
働く悩みとは
私は母子家庭でありながら、大学まで行かせてもらいました。 よく女手一つで育ててくれたと、母のことは誰よりも尊敬しています。 ただそんな母も、仕事が終わって帰ってくると、毎晩のように夕食時には中・高校生の私に愚痴をこぼしていました。
大方の内容は、パワハラ、セクハラ、いじめ等をする、上司や同僚についてでした。
今でこそ、社会問題になっていますが、当時はそんな時代ではなく、 毎晩のように激高しながら、同じようなことを再三に渡って繰り返し話す母に対して、「世の中に本当にそんな変な人がいるのか?」と子供ながら常に疑問を持っていました。
私は母の会社に行ったこともありませんし、一緒に働いている人に会ったこともありません。 にもかかわらず、中・高校生の私に向かって一方的に話す母の言葉が、当時、私は嫌で嫌でしょうがありませんでした。
ただこれも、私自身が社会に出るようになると、その気持ちを知ることとなります。
今、男の私ですら強いストレスを感じて働いているのに、まだ女性の社会進出がままならない当時、子供を育てながら働く母なら、そのストレスは、到底、私の比ではなく、並大抵のことではなかったはずです。
今でしたら、転職、ということも真っ先に考えられたのでしょうが、当時は、子供を抱えている手前、そうやすやすとはいかなかったでしょうし、また、そんな選択肢もなかったのだと思います。 逃げられない唯一のはけ口が、まだ社会に出たこともない中・高校生の私に、会社の愚痴をこぼすことだったのでしょう。
それでも母は、そんな苦しみ抜いた会社を定年まで勤め上げました。 子供のためとはいえ、自分を犠牲にして働いてくれた母には感謝でいっぱいです。

今なら、嫌々ではなく、もうちょっとちゃんと愚痴を聞いてあげられたのに。
働き方の見直し
会社で働いている人の中には、
仕事が楽しくてしょうがない、毎日が充実している、といった、前向きに働いている人もいれば、
他に転職先が見つからず、やりがいの見いだせない仕事をしかたなくこなしている、といった、後ろ向きに働いている人もいるでしょう。
一方、世の中は常に著しく変化していて、その変化は毎年激しくなっています。
今の時代、どのような会社であっても、未来永劫、そのまま安定し続ける会社というのはまずありません。
つまり、前向き後ろ向きに関わらず、働いている人はみんな、会社に依存しすぎることは危険なのです。
未来の自分のために、今できることを積み重ねていって、個人の力を蓄えていくことが必要です。
また、会社というところは、多くの人が様々な悩みを抱えながら働いています。
悩むのは、これもまた、会社に依存しすぎているからです。
会社の業績がどうだとか、会社での立場がどうだとか、会社での人間関係を気にするのはやめましょう。 それよりも、
自身の力をつけること。 個人として、他者の役に立ち、対価を得られる力を持つこと。
そのために、日々、力を注いで、精進していけば、何も悩むことはありません。

でも、自分のことばっかりじゃ…少なくとも会社の業績は気にしなくちゃいけないでしょ?

確かにそうだけど、今は、世の中の変化が激しくて、それに順応する為に、会社も変わっていかなければならない。 会社としても、現状の結果だけを見るのではなくて、個人で新たなことへの提案や、自ら切り開いていける力をもった人物を求めているよ。 個々で力をつけることが、結果、会社の為になるんだ。

・・・(自分の力をつけることに集中しろ、ってことね。確かに、気持ち的には楽になるかな。)
まとめ
働く悩みを解決する方法

これは常に自分自身に言い聞かせています。もし仕事で悩んでいる人がいたら、会社のことは少しおいておいて、自身の力をつけることを優先的に考えてみて下さい。

因みに、母は、事務員をしていましたが、その後、働きながら、簿記等の資格をとっています。 今は、地元のNPO団体に所属し、高齢者向けにPC教室を開いて、Word、Excel等を教えています。ほんとかないません。
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