かつて日本には、会社で、自分を犠牲にして働くのが美徳、とされた時代がありました。
ですが、それがうまくいったのは、高度経済成長の時代だったからです。
今は、どうでしょう?
はたして、同じように勤めて、自分の親の世代よりも、豊かで幸せな未来が待っているでしょうか?
むしろ、昔と同じような価値観のままでは、
この先、自分や家族を守っていくことができなくなるのではないか、と、不安に思われている人の方が多いのではないでしょうか。
前回、こちらの記事でもお伝えしましたが、
当ブログでは、私が資産運用について学んだことを、ご紹介していきます。
今回は、株とFXについて です。
もっともポピュラーな資産運用ですが、リスクが伴うのは、ご存じだと思います。
そこで今回は、初心者が勝つための取り組み方や、注意点について取りあげました。
株やFXについてよく知らない方や、これからはじめたい、と考えられている方に、お役に立つと思います。是非、ご覧下さい。
株とFX、初心者が勝つための、取り組み方と注意点
株とFXの主な違い
資産運用の1つとして、株とFXがあります。
今回は、初心者が、勝つためにはどうしたらいいのか、をご紹介していきます。
そのためには、まず、株とFXの違いについて、知っておく必要があります。
株とFXの違いは次の通りです。
株とFXの主な違い
株 | FX | |
①投資対象 | 企業 | 通貨 |
②銘柄数 | 4000社以上 | 10~20通貨 |
③配当・金利 | 年2回 | 毎日 |
④取引時間 | 平日9時から15時 | 24時間(月6時から土6時) |
⑤レバレッジ | 3.3倍(信用取引) | 25倍 |
⑥予測 | 経済情報 | 過去のデータやチャート |
⑦取引 | 長期 | 瞬間的な動き |
①投資対象
株式投資は、企業が発行している株式に投資します。
つまり、これから成長しそうな企業の株を買う、ということですね。
一方、FXは、為替の取引、つまり、通貨に投資します。
このため、通貨の為替レートの差額を見極めて売り買いする、ということになります。
②銘柄数
株は、4000社以上と非常に多く、一部上場などの大企業や、中小企業、また、市場も、東証1部、2部、ジャスダック、マザーズなど、大小様々あります。
一方、FXは、日本円だけでなく、米国ドル、ユーロ、英国ポンド、カナダドル、豪ドル、ニュージーランドドル、トルコリラなど、様々な国の通貨の組み合わせで、比較することになります。
主要国通貨なら6種類(米ドル、円、ユーロ、英ポンドの組み合わせ)、一般的には10~20くらいです。
③配当・金利
株は、年2回となっており、FXと大きく違うところは、配当で、お金以外にも、品物、チケットなどがもらえるものもあります。
一方、FXは、日々の為替のレートの差額で、利益を出していきます。
④取引時間
株は、平日の9時から15時 で、前の日の終値から翌日の始値までの空白期間があります。
一方、FXは、24時間なので、いつでも好きなときに取引ができます。
反面、寝ている間も相場は動いているため、休まる時がない、とも言えます。
⑤レバレッジ
株は、証券会社、FXは、FX会社から、購入資金を借り入れて売買をすることができます。
株であれば、3.3倍、FXであれば、なんと、25倍 まで取引をすることができます。
このため、FXは、元手が少額でも大きく勝つことができる一方、負けた損失も大きくなるため、過度なレバレッジの使用は、禁物です。
⑥予測
株は、経済情報をもとに、その企業が今後どうなっていくか、を予想していきます。
自身の身近な企業であれば、情報も入ってくるでしょうし、有利になり得ます。
一方、FXは、過去のデータやチャートをもとに予想します。
為替相場の先行きは、各国の金利、経済状況や指標、要人の発言(各国の中央銀行総裁や、政府関係者)など、様々な要因で、多様な動きをするのが特徴です。
当然ながら、初心者がこれを予測分析するのは難しいです。
ですので、初心者は、プロが取引しているチャートの値動きをみて、その動きに従う、テクニカル分析をすることがメインになってきます。
⑦取引
株は、長期にわたって取引をして、利益を出していきます。
また、いったん相場がでて、トレンドが形成されると、どんどん上がっていくこともあります。
一方、FXは、瞬間的な動きで取引をしていきます。
値動きの予想が簡単な相場や、難しい相場があり、それぞれに合わせて対応していくことになります。
初心者が勝つにはどうしたらいいのか
株にもFXにも共通して言えることは、まずは、自分なりの勝てる方法を見つけることからはじめなければなりません。
このため、最初は少額で取引し、相場に慣れていく必要があります。
必ず、どちらも、勝ったり負けたりをします。
トータルで勝つことが重要なので、そのためには、自分なりのプランや、資金管理のルールを、きちんと持つ必要があります。
また、株もFXも、どちらもプロがいます。
プロは、インサイダーとまではいかないまでも、日々、様々な情報をもとに、多額の取引をしています。
ですので、私たちが、このプロがいるなかで、利益を上げていくのは至難の業です。
ですが、実は、株においては、プロが参入しにくい市場があります。
それは、東証2部や、ジャスダック、マザーズなどの、小さい市場です。
プロは、お客さんから預かったお金で運用をするので、どうしても格付けのいい、一部上場企業などの取引で勝負をしなくてはならない、という制約があります。
なぜなら、そうでないと、お客さんから、「どうしてそんな株を買ったんだ?」と後から言われてしまうからです。
そのため、プロが参入できない、小さい市場であれば、私たちは勝負できる、ということになります。
一方、FXには、プロの制約はありませんが、逆に、彼らは、常に取引をしなくてはならなく、休めない、というデメリットがあります。
これに対して、私たちは、いつでも休めますので、値動きの予想が簡単な相場のみ、取引を行って、利益を出す、ということができます。
以上より、
株であれば、どこの市場で勝負をするのか、
FXであれば、どの相場で取引をするのか、が、初心者が勝つためには重要になります。
まとめ
株とFX、初心者が勝つための、取り組み方と注意点
初心者が勝つためには、
- 株
東証2部や、ジャスダック、マザーズなどの小さい市場で取引をすること - FX
値動きの予想が簡単な相場のみで取引をすること - いずれも、自分なりの利益を上げる方法を見つけるまでは、少額で取引すること
以上です。
それぞれの具体的な方法は、追って、ご紹介していきますね。

株についてですが、ソフトバンクグル-プの孫正義社長が、ユニコーン(企業価値1000億円規模の未上場企業)や、世界ナンバーワンの企業がないこと、また、AIの遅れなどを理由に、日本企業に投資をしないことが話題になっていました。
こういうニュースをみると、これから日本の株に手を出すのはよくないのかな、と考えてしまいますね。
FXについては、こちらの記事で、詳しくまとめました。 合わせてご覧下さい。
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