みなさん、こんにちは。
わたくしごとですが、先日(2021/6/12)、NTT Communications が主催している「インターネット検定 ドットコムマスター アドバンス ★★(ダブルスター)」の試験を受け、みごと一発で、(アドバンス★★の)資格をGETしました。
個人や企業のICT活用をサポートできる、中級・上級レベルの資格です。(と、NTT Communicationsのホームページに書いてあります。)
みなさんもご存じの取り、日本国内でも、デジタル化の動きは加速しており、私自身も、「これに乗り遅れないようにしなければ」という思いと、
私の勤めている会社でも、デジタル化(ペーパーレス化、新たなECサイト立ち上げ、システム開発など)に向けて、推奨している資格、ということもあり、以前より、「是非、取得したい」と考えておりました。
ということで、私は、この2ヶ月ほど、この資格取得のため、勉強していたのです。
そのため、このところ、ブログの記事をちっとも書けず、また、更新もしていなくて、すみませんでした。
今は、無事、取得できたことと、やっと、資格の勉強から解放される喜びでいっぱいです。
ということで、前置きが長くなりましたが、久々の記事を書いていこうと思います。
今回は、世の中のデジタル化の流れにふさわしい、こちらの記事、
について、私が読んだ感想を書いていきたいと思います。
それでは、いきましょう。
デジタル化に向けた、あらためるべき我々のマインド
みなさんも、オードリー・タン 氏 についてはご存じですね。
そう、台湾の、デジタル担当政務委員大臣です。
私は、風貌は、どことなく、「山下達郎 に似てるな」なんて思っていましたが、まだ40歳、と若いんですね。
彼自身は、プログラマーでもあり、コロナ渦では、自ら対策用アプリを作って、台湾国内の感染拡大を食い止めた、としても有名ですね。
そんな彼のインタビュー記事を読んで、私が一番、印象を受けたところは、
「前例や慣習にとらわれていたら、デジタル革命は不可能だ」というところです。
確かに、日本では、「前例がないから、やらない」ということは、多いのではないでしょうか?
私の会社でも、上司や会議の席で、なんらかの「改善案」や「開発案」などがだされても、「前例がないから」という理由で、ろくに議論もせず、却下される、といったことは、多く見受けられます。
みなさんの会社では、どうでしょうか?
私は、このオードリー・タン 氏 の、「前例や慣習にとらわれていたら、デジタル革命は不可能だ」という記事を見たときに、ある、たとえ話、を思い出しました。
それは、「トロッコ問題」です。
自身がトロッコに乗っていると、突然、トロッコが壊れて、暴走してしまいます。
そのままでいると、(言葉の表現がよくないですが、たとえ話なので、ご了承下さい)5人の人をひき殺してしまいます。
かといって、進路を切り替えると、1人の人をひき殺してしまいます。
さて、あなたはどうしますか?という問題です。
もし、なにもせず、そのままでいたら、5人の人が犠牲になりますが、その場合、問題は、「暴走したトロッコ」にあります。
では、進路を切り替えたら、どうでしょうか?
その場合は、犠牲者こそ、1人、と減りますが、その責任は、進路を切り替えた、「自分自身」になり、殺人罪が問われることになります。
つまり、なにがいいたいのか、というと、
人や会社では、「このままでは失敗する」と、誰もがわかっていても、多くの場合は、「誰も進路を切り替えることはしたがらない」ということです。
前例がないならなおさらで、
例えば、前例があって、この場合でいうと、「過去に同じようにトロッコが暴走したことがあり、それによって、多くの人が犠牲になった」という、前例があれば、もしかしたら、中には、進路を切り替える人がでてくるかもしれません。
ただ、それ(前例があっても)でも、進路を切り替える人は、まれでしょう。
つまり、少なくとも、「トロッコ問題」にとっては、「前例があるかないかは、非常に大きな問題」なわけ、なのです。
私は最初、このたとえ話を知ったときに、要するに、だれも「責任を取りたくない」という、「いかにも日本の会社的な考え方だな」と思ったものです。
もし、このたとえ話が正しくて、(日本の会社では)前例がないものはやらない、ということならば、常に、日本は、諸外国の後追いで物事に取り組むことになります。
しかしながら、それでも、これまでのところは、それでよかったのです。
諸外国が発明したものを、改良し、付加価値をつけ、日本製、として売り出せば、あとからでも評価され、それなりに売れたのです。
しかしながら、みなさんも実感しているとおり、今は、もう時代が変わりました。
そう、世の中のスピードが、従来とは比較にならないくらい、早くなったのです。
とりわけ、デジタル化は、その最たるものでしょう。
これまでのように、諸外国が手がけて、日本が周回遅れで取り組む頃には、もう、以前のようには、シェアも、改良の余地も、残されていないのです。
ここにきて、日本政府も、デジタル化の推進を掲げていますが、
私は、日本のデジタル化が進まない、根本的な問題は、我々自身の持つ、こういった、マインドにある、と思います。
つまり、誰も責任をとりたくない、出る杭は打つ、に代表されるように、
これまでの日本の会社的なマインドでは、進歩の早いデジタル化社会にはついていけませんし、今後も、(日本の)出番がくることはありえないのです。
したがって、デジタル化に向けて、まず、あらためるべきなのは、こういった、われわれ自身のマインドを変えていくことだ、と私は思いました。
みなさんは、どう思われたでしょうか?
是非、みなさんも、「トロッコ問題」について、考えてみて下さいね。
それでは、また。
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