転職活動には、転職理由を考えたり、転職サイトやエージェントを使って転職先を探したり、また、履歴書や職務経歴書などの書類を作成し、送付したりなど、色々とやらなければならないことが沢山あります。
そのなかでも、もっとも力を入れ、対策をしなくてはならないことは、面接です。
これは、面接をせずに内定がもらえる、ということは決してないからです。
しかしながら、この面接を苦手としている方は多いのではないでしょうか。
「面接の短い時間で、一対、自分の何が分かるんだ!?」という方もいるでしょう。
それでも、その短い時間に、自分をきちんとアピールできなければ、内定は遠のいてしまいます。
これから、そんな面接において、各人が前もってきちんと準備し、自信を持って臨めるように、何回かに分けてお伝えしていこうと思います。
第6回 基本を見直そう!転職を成功させる面接への臨み方とは
まずは基本的なところから説明していきます。
これは当然わかっていることとは思いますが、面接には、身だしなみをきちんと整えて臨まなければなりません。
よく引き合いに出されて言われるのが、メラビアンの法則です。
メラビアンの法則とは
メラビアンの法則とは、1971年に、アメリカの心理学者 アルバート・メラビアンが提唱したもので、話し手が聞き手に与える影響について、数値化したものです。
下記の図をご覧ください。
メラビアンの法則
これによると、見た目や話し方のテクニックが与える影響が9割以上をしめ、話の内容は1割程度も影響を与えない、ということになります。
そんなばかな、ですよね。
実は、この実験は、特定の条件下(※)の場合であって、全てのコミュニケーションにおいてこの法則が適用されるわけではない、とのことです。
※
「好意・反感などの態度や感情のコミュニケーション」において、「メッセージの送り手がどちらとも取れるメッセージを送った」とき
ウィキペディア(Wikipedia) メラビアンの法則 より
つまり、どういう実験だったかというと、話し手が、「楽しい」と言いつつも、その声は小さく、目はうつろ、といった場合に、聞き手は、言葉よりも、見た目で判断する、ということです。
ちょっとローカルな例で申し訳ありませんが、
今年就任した、中日ドラゴンズの与田監督が、シーズンが始まる前のテレビ番組で、インタビューを受けた1コマです。
ご覧の通り、優勝を狙える、という問いに対して、YES と答えてはいますが、その表情は暗く、目はうつろです。
メラビアンの法則によれば、これを見たとき、93%の中日ファンは、「ああ、今年も中日はダメだな」と判断した、ということになります。
たとえ中日ファンでなくても、誰が見てもそりゃそうですよね。
※因みに、私は大の中日ファンです。
したがって、メラビアンの実験は、あくまで、表情と言葉に矛盾がある場合の時のことであって、面接の場で、表情と言葉に矛盾がないように答えてさえいれば、見た目だけで判断されることはない、ということです。
逆に言えば、厳しい、難しい質問でも、落ち着いて、表情さえにこやかにしていれば、多少、しどろもどろの答えであっても、余裕があって、しっかりとした印象を与えることができる、ということになります。
このように、必ずしも、言葉よりも見た目が重要、とまでは言えないにしても、見た目は、面接の場におけるコミュニケーションにおいて、意識するべき要素なのは間違いありません。
面接には、身だしなみをきちんと整えて臨むのはもちろんのこと、何を言われても動じず落ち着いて話せるように、表情や目つき、ボディーランゲージなども、前もって練習をしておくといいでしょう。
まとめ
基本を見直そう!転職を成功させる面接への臨み方とは
- 身だしなみをきちんと整えて臨むこと
- 常に、落ち着いたしぐさ、にこやかな表情で臨むこと
でした。

普段から上記を意識しておくことで、違和感なく望めます。
私は、にこやかな表情が作れるように、1分間集中して口角を上げ下げするトレーニングをしていました。
おかげで、今では、たとえ気持ちが沈んでいたとしても、口角だけは自然と上がるようになっています。

・・・(なんか心に闇かかえてるなこの人)
そうなの?よーし、じゃあ、僕もメラビアンさんを信じてやってみるよ。

もし、それでもうまくいかなかったら、その時は、メラビアンさんを恨みましょう。(冗談です。)
コメント