あなたは、人見知りをする方ですか?
こんな質問をすると、大抵の人は、人見知りする方です、と答えるのではないでしょうか。
誰でも、初対面の人に話をする時は、不安なものです。
無視されたらどうしよう、果たして相手は自分を受け入れてくれるだろうか、と、ついつい考えてしまいます。
つい最近、私は道に迷ってしまった時に、予定に送れそうだったので、
急いで、誰かに今いる場所をたずねようと思いました。
そこで、たまたま近くを歩いていた、30代前半くらいのOLの方に、勇気をふりしぼって、
「すいません」 と、声をかけたところ、
いいです、間に合っています、
のような感じで、あっさりと断られてしまいました。
恐らく、私は、何かの勧誘か、ナンパ目的だと、勘違いされたのでしょう。
◇ ◇ ◇
とまあ、プライベートはそんな感じで構わないのですが、
仕事、となると話は別です。
もしあなたが、初対面の人は苦手だな、どう接したらいいんだろう、と悩んでいるとしたら、これを見れば、大きな助けとなると思います。
是非、ご覧ください。
人見知りでも大丈夫!初対面の人とのコミュニケーションを克服するには
共感しあえる話題をだそう
初対面の人と話す際に、まず、重要となるのが、最初の印象、です。
これは、最初にいい印象を持ってもらえると、その後の話も、好意的に聞いてもらえる可能性が高くなるからです。
私は、メーカーに勤めているので、
仕事を進めていくうえで、
各々の協力会社の営業マンの方々と、お話をする機会がよくあります。
プロジェクトを円滑に進めていくために、
どんな営業担当の方なのか、
信頼のおける方なのか、など、
特に、最初にお会いするときには、気になるものです。
幸いにも、弊社に出入りして下さる営業マンの方々は、うまい方が多く、みなさん、こういった不安を、まず最初に取り除いて下さいます。
それは、
この人と話していると楽しいな、とか、
この人とは気が合うな、
と、思わせることがうまい、のです。
どの営業マンも、
何かあっても、連絡し易そうだし、相談にものってくれそうだ、
という印象を、最初に思わせてくれるのです。
一体、どうしてそのような印象をもたらされるのでしょうか。
私は、これまで多くの方々とお会いしていて、分かったことがあります。
それは、みなさん、お会いする中で、
「共感しあえる話題をつくってくれている」、
ということです。
例えば、同じ年齢だとか、同郷であったり、同じ学校や共通の知人、同じ趣味など、自分と同じ接点を、必ず最初に提示してこられる、のです。
これをされると、お会いするのは初めての方でも、必然的に共感を感じやすくなります。
また、こういった接点がない場合でも、
ニュースや時事ネタなどから、
「〇〇選手が引退されるなんて、びっくりしましたね。」 とか、
「プロジェクトが成功して良かったですね。大変だったでしょう。」 など、
一緒に共感できる話題を、常に持ち出してきてくれる、のです。
恐らく、営業の方や、他にも、人と向き合うことの多い仕事をしている、
医者や弁護士、カウンセリングの方などにとっては、当たり前のことなのかもしれませんが、
人とお会いしたときに、まず、この共感しあえる状態にする、
ということは、とても大切なスキルなのでしょう。
ただ、相手のことを全く知らないと、
最初にお会いしたときに、この、共感しあえる状態をつくること、は難しいので、
あらかじめ、下調べなどの準備をする必要があります。
下調べをして臨んでいる、ということを、相手に感じさせるだけでも、
当然ながら、いい印象をもたらすことができるので、
初対面の人とのコミュニケーションを克服するには、
まず、
相手について下調べをし、
そして、その中から、共感しあえる話題をつくるように努めましょう。
ミラー効果で相手を真似てみよう
上記では、
実際に、相手に会う前に調べた、
相手との共通点で共感を得る、
ということをご紹介しましたが、
今回は、
実際に、会った時に、
自分と相手との距離を近づける方法、
についてご紹介します。
それは、ミラー効果、というものです。
ミラー効果とは、心理学で用いる言葉で、同調効果、とも言われます。
子供のころ、好きな異性のしぐさや、表情を真似たりしたことはありませんか?
私は、小学生のころ、好きな女の子の隣に、座っていたときがありました。
その女の子は、給食を、スプーンで口に運ぶたびに、ハンカチで口をぬぐうクセがあり、しらずしらず、自分もそれを真似していたことがあります。
後で、担任の先生にそれを指摘され、とても恥ずかしい思いをしました。
特に自分で真似しようと思ったわけではないのですが、自然と、真似ていたんですね。
また、人は、このような自分と同じようなしぐさや表情を行う相手に対して、好意を持つようになります。
これを総じて、ミラー効果 と言います。
つまり、似たような行動や経験、言動を用いることにより、
相手に好意を持たせ、親近感や安心感を与えることで、距離を縮めることができる、という訳ですね。
子供ながらに、自然と、このミラー効果を狙っていたとは、
今考えると、私は、なかなか、ませた子供だったのでしょう。
このように、ミラー効果を実践するのは簡単で、
相手をよく観察して、相手に合わせるようにするだけです。
例えば、
などです。
ただし、わざとらしくなってはいけません。
ポイントとしては、相手がした後、少し間をあけて真似をする、ということです。
間髪入れずに真似をしたら、あきらかに変ですからね。
気をつけましょう。
まとめ
人見知りでも大丈夫!初対面の人とのコミュニケーションを克服するには
- 相手について下調べをして、共感しあえる話題をだそう
- 相手をよく観察して、相手に合わせてみよう
でした。

私自身は、仕事柄、受け身の立場が多いので、子供のころとは違い、今となっては苦手なのですが、
ビジネススキルとしては必須なので、これからは自ら意識して、実践していこう、と考えています。
ちょっと自分はコミュニケーションが苦手だな、と感じている方は、一緒にトライしていきましょう。
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