ここ数年、有効求人倍率(※)が1.0を超えており、
例えば、2018年11月では、求職者1人に対して、1.66倍の有効求人があり、
売り手市場になっているそうです。
※有効求人倍率=有効求人人数÷有効登録者数
リクルートキャリアHPより
それにともなって、転職ビジネスも活況で、
ひとつの会社にこだわることなく、時代に合わせて会社を移っていく人が増えるようになりました。
しかしながら、一方で、
なんとなく転職した、とか、3年経ったから転職した、など、
何の目的のないまま転職して、後悔している人も増えているのではないでしょうか。
転職は、本来、自身の目的を叶えるためにするのであって、
転職はしたものの、自身の望む企業ではなかった、となってしまっては、本末転倒です。
そうならないためにも、
こちらの記事でご紹介しましたが、
きちんと転職理由をもって、転職活動を行うことが必要です。
そこで今回は、転職理由を考えるポイントについてまとめました。
これをご覧になれば、きちんと自己分析をして、転職理由を決めることができ、
また、自信をもって、かつ、後悔しない転職活動を行えるようになるでしょう。
ご覧下さい。
転職理由の探し方【後悔しない転職のために】
1.今の会社に対する不満を明確にしよう
転職することで、叶えたいことがあるならば、
当然ながら、それを叶えることができる企業に転職する必要があります。
そこで、まずは、自身の叶えたい問題を明確にしてみましょう。
今の会社に対する不満を、思いつく限り、書き出してみます。
これはちょっとわがままかな、というものでも、すべて書き出して下さい。
すべて書き出したら、今度は、その中で、優先順位をつけます。
それで一番になった不満こそ、あなたが転職することで、叶えたい問題になるはずです。
まずは、転職活動で、この優先順位がぶれないように、一貫性のある回答ができるようにしなくてはいけません。
確かに、転職理由は、前向きであることが良いとされ、
ネガティブなことは、基本的には、NG です。
ですが、たとえネガティブなことでも、伝え方次第では、理解してもらえることもあります。
例えば、上記の場合(サービス残業が多い)であれば、
というのであれば、理解してもらえるのではないでしょうか。
ポイントとしては、身についたスキルをアピールすることですが、
同時に、自身が叶えたい、ネガティブな問題もアピールできています。
このように、まずは自身が一番叶えたいことを明確にして、
それをどのように伝えたらいいのか、ということを考えるようにしましょう。
2.問題解決の努力をしてみよう
1.で、自身が叶えたい問題が明らかになったからといって、転職活動がはじめられるわけではありません。
自身が叶えたい問題を解決するために、何の努力も示さなければ、
面接官に、ただ単に不満があるから、職場を移りたいだけなのだな、ととらえられ、この人は、気に入らないことがあったら、すぐに逃げてしまう人だ、
と、みなされてしまいます。
そこで、次に考えることは、自身が叶えたい問題は、今の会社で解決できない問題なのかを、検討してみましょう。
サービス残業が問題であれば、上司に、フレックスタイム制の導入や、もっと効率のいい働き方を提案してみたり、人員補充を要請したりしてみましょう。
給与を上げて欲しいのであれば、同様に上司に相談したり、資格手当を獲得する努力をしたり、
また、このままでは将来性がない、と思うのであれば、社内でやりたい仕事をみつけ、異動願いを提出したり、人事に相談するなどしてみましょう。
そうした努力をしたにもかかわらず、叶わなかった、となってはじめて、
転職、という手段が検討できるのです。
こうした努力は、結果が重要なのではありません。
問題解決の糸口をみつけて、努力をしたがうまくいかず、最終的に、転職を決意した、と、面接で論理的な説明をするための、必要なプロセスなのです。
ということで、面接では、転職理由の中に、こうした努力の内容は、必ず伝えるようにしましょう。
まとめ
転職理由の探し方【後悔しない転職のために】
- 自身が一番叶えたいことを明確にしよう。
- 自身が叶えたい問題を解決するための努力をしよう。
- 転職理由では、
ネガティブの中にも、アピールできることを含ませるようにし、
努力の内容は必ず伝えるようにしよう。
でした。

転職は、自身が納得できる転職ができなければ意味がありません。
是非、上記を参考にしていただき、後悔しない転職をしてくださいね。
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