みなさん、こんにちは。
今、TVや新聞の報道など、世間は、コロナ一色ですね。
報道を見るたびに、不安に駆られて、自身がコロナに感染しているわけでもなかろうに、なんだか、倦怠感を感じている、
そんな私のような方も、多いのではないでしょうか。
実は、私は、以前から、本ブログで、このテーマを扱うべきかどうか、というのを、ずっと悩んでいました。
そもそも、気が重いテーマだから、ということもあるのですが、
なにより、新型ウイルス、という、未知のものに対して、
私がいい加減なことを書いて、みなさんの不安をあおるようなことはしてはいけない、と思っていたからです。
実は、私には、数少ない友人の一人に、医者をしているものがいます。
もう20年以上の付き合いで、今でも、定期的に飲みに行って、一緒にワイワイガヤガヤしている、親友です。
その彼から、今回のコロナの影響などを、以前から聞いておりました。
例えば、発熱、渡航外来できた、肺炎の疑いがある患者にもかかわらず、保健所にPCR検査の依頼をしても、対象者には当たらない、として、検査をしてくれない、という、世間で俗に噂されていることは、事実、として知っていました。
最近は、改善され、医師の要望であれば、PCR検査はしてもらえるようになりましたが、
昨日も、自分の病院の研修医に感染の疑いがあり、検査の結果が出るまでは、油断はできないよ、と嘆いていました。
診察には、ガウンをきて、重装備をしてあたっているから大丈夫、ということですが、
諸外国でも、医療関係者が感染するケースが多発しており、非常に心配です。
私は、くれぐれも気を付けて、と言うことしかできなくて、歯がゆいのですが、仕方がありません。
当然ですが、彼も含めた、3月に予定されていた、友人との飲み会も、延期にしよう、ということになりました。
◇ ◇ ◇
みなさんの周りでも、コロナによって、様々な影響がでていることでしょう。
マスクや、トイレットペーパー、おむつ、インスタント食品などの日用品が品薄となり、いわゆる、転売屋による買い占めや、値段の高騰、などが問題になりましたね。
他にも、全国の小中高が、休校となったり、
図書館や、ディズニーランド等の施設の休館、
プロ野球のオープン戦や、大相撲を無観客で行うなど、
感染の拡大を防ぐために、様々な影響が出ています。
中でも、当ブログは、働くこと、をテーマーにしていますので、
今回は、コロナによる、仕事への影響について、取り上げたいと思います。
是非、最後まで、ご覧ください。
コロナによる、仕事への、3つの影響~ピンチをチャンスに~
1.時差出勤で通勤が快適
私の会社では、3月に入り、社員が、通勤ラッシュによる、濃厚接触を避けられるように、時差出勤、が認められるようになりました。
通常、就業時間は、9:00~17:40 なのですが、
8:00~10:00 の間に出勤すればいい、ということになり、
例えば、8:00前に出勤すれば、1時間前倒しの、16::40 に帰ることができる、というものです。
これは非常に助かっています。
以前、こちらの記事で、満員電車の対処法、について書きましたが、
>>満員電車のストレスに負けるな!乗り込んでくる人への2つの対策
コロナに関係なく、満員電車は、誰しも不快な思いを感じるものです。
そもそも、毎日のように、働く前に、通勤で、気力や体力を使い果たす、
というのは、明らかにおかしなことです。
出社を、1時間強、ずらすだけでも、大いに楽になり、
また、仕事にも、さして大きな支障がないにもかかわらず、
なぜ、今までやらなかったのか、と、今回、つくづく感じました。
その点は、コロナ様様で、会社が取り組んでくれたことに、感謝したい点です。
もちろん、コロナが収まっても、これが引き続き認められるよう、会社には訴えかけていきたいと思っています。
2.出張を減らしてリモートワーク
通勤以外の仕事への取り組み、としては、
弊社では、極力、出張をなくすようにして、
打ち合わせなどは、チャットを使ってやり取りをするようになりました。
また、協力会社の中には、リモートワークとなったところもあります。
それにより、TV会議が増えるなど、働き方も大きく変わってきています。
当然ながら、業務上、不便なところも多々出てきました。
例えば、TV会議などでは、いざやってみると、
といったように、タイムラグがあるため、
相手の反応が遅れてくることから生じる違和感や、
また、お互いに会話を同時にしだして、お互いに気を使って途中でやめて、どうぞどうぞ、などといった不都合が多発するため、
どうしてもスムーズに会話が進みません。
恐らく、こういったことが、「5G」の次世代通信になると、解消されるのでしょうね。
※5Gについては、こちらの記事をご参照ください。
>>「5G」っていつから?どんな技術?できることは何?全て解説します
会社以外にも、例えば、先に書きました、私の友人のような医師が、
遠隔医療とか、触感などのハプティクス技術を使って、治療を行うことができれば、
新型コロナウイルスに感染するリスクを、大幅に減らすことができます。
これまで、自分の身の回りでは、次世代のテクノロジーについての必要性は、特に感じていませんでしたが、
幸か不幸か、今回のコロナに対する、取り組みで、強く実感するようになりました。
3.景気や経済はどうなる?
コロナにより、仕事上で、もっとも大きな影響があるのは、経済への影響です。
例えば、私の会社は、機械メーカーなのですが、部品の大部分を、中国で作っています。
今回のコロナの影響により、現在、中国の半分くらいの工場が、生産を停止しているのですが、
それにより、部品の納品が、不透明な状態になっているのです。
基本的には、遅くとも、2~3か月前には発注して動いているため、これから販売するものに関しては問題はありませんが、
それ以降の、年内販売予定の製品に関しては、全く目途がたたなくなってしまっているのです。
日本には、私の会社のような製造業が多いので、このような、サプライチェーンの破綻で、困っているところは多いでしょう。
その他にも、コロナが猛威を奮っている、中国や韓国からの渡航者に対して、2週間の隔離などの制限をもうけるようになりました。
これにより、中国、韓国の方々による、デパートなどでの爆買いや、旅行会社、航空業、観光業をはじめとする、インバウンド受容が、さらに大きく落ち込んでいくことになります。
小さなホテルや旅館などでは、すでに、廃業に追い込まれたケースもあるようです。
また、株価の影響も深刻です。
1ドルが104円を割り込むなど、円高が進んでおり、
先にも書きましたが、日本には、製造業をはじめとする輸出企業が多いため、
ほんの1ヶ月前までは、24,000円もあった株価が、
今では、18,500円と、大きく値下がりを見せています。
(2020/3/12現在)
そもそも日本の株は、日銀によって買い支えられていて、
大きな値下がりはしないように、調整されているのですが、
今回の、世界中に広がるコロナの影響は、日銀でも、防ぎきれなかったようです。
因みに、日銀による、株価の買い支えには、私たちの年金が使われていますが、
現在、日銀が保有している、上場投資信託(ETF)の損益分岐は、
19,500円 程度、ということですから、
本日、18,500円 になった、ということは、これを大きく下回った、ということになります。
なお、
ドイツの、メルケル首相が、
「ドイツの人口の、60%から70%が、新型コロナウイルスに、感染する可能性がある」
と述べたり、
イタリアの、ジュセッペ・コンテ首相が、
新型コロナウイルスの拡大を防ぐ措置として、
「薬局と食料品店を除く、全ての店舗を閉鎖する」
と発表するなど、
依然、世界中でコロナの収束の目処は、たっておりません。
加えて、日本で、7/24から始まる予定の、東京オリンピックの開催も、かなり危ぶまれていますが、
もし、開催されない、となると、さらに経済は、大打撃を受けます。
因みに、過去に、オリンピックの中止、または、延期の事例はどうだったのか、というと、
過去に中止、または延期となった大会
1916年 | 夏季 | 第6回ベルリンオリンピック(ドイツ) | 第一次世界大戦の為、開催中止 |
1940年 | 冬季 | 第5回札幌オリンピック(日本) | 日中戦争の為、開催中止 |
1940年 | 夏季 | 第12回東京オリンピック(日本) | 日中戦争の為、開催中止 |
1944年 | 冬季 | 第5回コルチナ・ダンペッツオオリンピック(イタリア) | 第二次世界大戦の為、開催中止 |
1944年 | 夏季 | 第13回ロンドンオリンピック(イギリス) | 第二次世界大戦の為、開催延期(※) |
※1948年に、第14回として行われました。
このように、過去には、オリンピックの中止が4回、延期は1回となっており、
原因は、すべて、戦争によるものでした。
もし、今回の東京オリンピックが中止、または、延期ということになれば、
戦争以外の原因で、至上初、ということなります。
どうなるでしょうか。
みなさんは、どう思われますか?
私は、オリンピックの開催は、もう日本だけの問題ではなくなってきている、と考えています。
たとえ、日本が収束しても、諸外国が厳しければ、
諸外国の人を呼んでの開催は、事実上、不可能でしょう。
また、特定の国の排除は、オリンピックの理念からも外れることになります。
やはり、少々時期をずらしてでも、世界中の人々が、できるだけ万全の状態で開催できるのが、一番いいのではないでしょうか。
いずれにしろ、世界中で蔓延しているコロナが、はやく収束してくれることを、願っています。
まとめ
コロナによる、仕事への、3つの影響~ピンチをチャンスに~
1.時差出勤で通勤が快適に
2.出張を減らしてリモートワークへ
3.景気や経済への影響は?
実は、今回の記事で、私自身が、みなさんにお伝えしたかったことは、
コロナによる、仕事への影響は、必ずしも、悪いことばかりではないのではないか、
ということです。
1の、「時差出勤で通勤が快適に」で紹介した、会社の、時差出勤への取り組みは、コロナがなければ、決してなされることはなかったでしょう。
また、2の、「出張を減らしてリモートワークへ」では、
仕事で利用する機会が増えたことで、次世代通信5Gや、リモートワーク、遠隔医療などといった、テクノロジーの必要性を、再認識することができました。
しかしながら、3の、「景気や経済への影響は?」については、先の2つのポジティブなものとは違い、経済への悪影響は、非常に大きいです。
今回のことで、日経平均も、世界的な株価の下落の影響を受けて、歴史的な値下がりをみせています。
このような下落に対して、今後、世界各国では、利下げなどをして、自国の経済(株価)を守っていくことでしょう。
しかしながら、日本は、ご存じの通り、長い間、ゼロ金利政策、をとっており、もう、利下げの余地がないため、諸外国のような対応は出来ません。
このため、必然的に円高が進むので、これによる、株価の下落を止めるためには、
ご紹介したような、日銀の買い支え、といった、まさに禁じ手ともいえる、特殊な手段しか、方法がないのです。
それも、今回のような、世界的な影響があると、対応は、かなり厳しくなります。
株価の下落はさらに進み、日本はこれからますます、不況に入っていくことでしょう。
会社も、リストラを行ったり、雇用に慎重になるところもでてくるでしょうし、
そもそも、会社そのものの存続も危うくなり、倒産するところも増えていくことが予想されます。
会社としても、そんな中で、生き残っていくためにはどうしたらいいか、ということを、真剣に考えることになるでしょう。
なにも、コロナの影響は、その対処として、
ワクチンや、治療薬の開発だけが、待たれるのではなく、
我々が、今後、どのようにしてこの困難を乗り換えていくか、という、
その具体的な手段や方法も、求められているのです。
特に、会社などでは、なにか新しいことを始めようとすれば、必ず抵抗勢力というものがあるため、これまで前に進めることができなかったこともあるでしょう。
そういったことが、こういった非常事態をきっかけにして、見直されることもでてくるはずです。
実は、私自身も、つい先日、会社に対して、提案書を出しました。
そのせいで、しばらく、ブログの更新が遅れていたのですが、申し訳ありませんでした。
皆さんも、ぜひ、この未曽有の非常事態に、気を落とすのではなく、
逆に、これを活かして、何か行動を起こしてみてはいかがでしょうか。
例えば、株価は、底が見えず、まだまだ下がると思われますが、
逆に言えば、底が見えたら、それは、買い時です。
特に、日銀の政策などによる失敗で、年金などの目減りは進むかもしれませんから、これから資産運用などを考えるのには、最適な時期、とも言えるのです。
※これから資産運用を始められる方は、こちらの記事をご参照下さい。
靖国神社では、今日、ソメイヨシノが、2輪、開花したそうです。
春は、もうすぐそこですね。
決してコロナなんかに負けることなく、逆に、ピンチをチャンスに変えて、
ともに行動し、前に進んでいきましょう。
それでは、また。
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